2017年8月19日
この年代で、この症状が現れたなら、まずは更年期の関節症を最初に思ってください。 リウマチ反応陽性、もしくは抗CCP抗体が陽性であればリウマチに進展する可能性が非常に高いですが、 関節の腫脹、CRPの上昇がなければ、いそいで関節エコーを受けて、炎症の証拠である滑膜の肥厚、毛細血管の増殖を確認することが 大事です。もし炎症が確認されなければ、閉経に至っている方はホルオン補充療法(HRT)が第1選択なります。もし月経が規則的にある 40歳代であれば、超低用量ピルがお勧めです。この2種類の薬剤で、関節リウマチ発生は70%抑えることが可能です。 海外論文の発表がで始めています。 関節リウマチと診断され、MTXさらには生物学的製剤を受けてもよくなっていない方は、更年期の関節症状の可能性が非常に高いです。 主治医と相談してみてください。 慶宮医院理事長 宮地清光